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2009年03月28日 たった独りの祈り

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収支報告以外のtiblogを書けなくなってからずいぶん経って、そんな生活に慣れてきている事にようやく焦りを感じ始めたtibです。tiblogを更新できない間に、ニュース絡みのネタ(政治・経済・芸能ニュースのウラ情報ね)とか、プライベートなネタはたくさんあったのですが、いざPCに向かうと何をどう書けばいいのか解らなくなって(いや、これまでも構想を練りに練って書いてきたとは言いがたいけど)指が全然動かない状態でした。最近になってやっと少し精神的にも落ち着いてきた(あくまで少し、ね)ようなので、少しずつ書いていきたいと思います。

さて、先日、私が小さい頃にお世話になっていた方が亡くなりました。(いきなりそんな話かいっ!)

水曜がお通夜で、木曜が葬儀。んー、これでは私はどちらも仕事の関係で列席できません。かといって、全く何もしないのも偲びないものがあります。

というわけで、お通夜に間に合わないのを覚悟の上で水曜の夜に、斎場に行ってきました。仕事から帰ってきて車を飛ばして、斎場に到着したのは1:00ちょっと前。さすがに真っ暗で誰もいないようです。...まぁ仕方ありませんよね。もともと、窓越しに祭壇だけでも覗ければいいかと思っていたので、まぁそれはいいでしょう。

ただ、斎場の中も暗くて、窓から覗いても祭壇は見えるけど飾っている写真まではよく見えません。よく見えそうなポイントを探してウロウロしてたら、

「ウィ〜ン」

入口の自動ドアが普通に開きました。...おいおい、入れるのかいっ!

誰もいない斎場に入って祭壇を確認。写真と花は飾られていますが棺はありませんでした。...んー? なんでだ? お通夜と葬儀の間のはずなのに。そう言えば「すでに遺体は医大に献体した」って聞いていたから、棺桶無しの葬儀だったのかな?焼香台には途中で消えてしまった線香が数本立ってて、脇には大きなろうそくが火の消えた状態で佇んでいます。んー、私の祖父母の葬儀の時には私が斎場に泊まり込んで線香を絶やさないように40分おきにチェックしてたんだけどなぁ。普通、そこまでしないものなのかな?

せっかくなので中をウロウロしていると、奥に「親族控え室」があります。その控え室を覗いてみると靴がズラッと並んでいます。恐らく親族の方々がいるのでしょう。私の知っている方もいるかも知れません。せっかくなので一言挨拶しようと思ったんですが、襖をノックしても反応がなかった(←まぁ時間帯的に仕方ないけど)のでそのまま帰る事にしました。

ふとみると、襖の横には、祭壇になかった棺がそこに。...だよね。やっぱり棺桶くらいあるよねぇ。しかも顔のところの扉、開いてるし。図らずも最後に故人のお顔を一目拝む事が出来ました。あー、良かった。来た甲斐があった。なぁんだ、ここまで出来るんだったらお花とかお線香とか持ってくればよかった。(...あ、あと香典とか?)

周りの人達からは「夜中に一人で斎場に行くなんて怖いじゃん!絶対ムリ!あんたおかしいよ!」って言われましたけど、私にとっては故人がどうのとかいうより、夜中に斎場に入って防犯ブザーとかが鳴らないかどうかの方が心配でした。夜中で、職員も親族も、起きている人は誰もいない。でも自動ドアは普通に開いて、ブザーは鳴らない。...おいおい、ここのセキュリティってどうなってるの? これじゃ、その気になれば棺を持ち出す事だって、祭壇を壊す事だってできちゃうじゃん。

襖をノックしてなんの反応もなかった親族は眠っていたのか、想定外の来客に怯えていたのか...?
 

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これまでに寄せられたコメント

tibさん、お久しぶりです。

私もお友達が亡くなった時同じような経験をしました。とはいえ、私の場合はしばらくしてから、身内の方がみえましたが、斎場のドアは開けっ放しで、いるはずの管理人さんも居ず、棺がぽつんと置かれているのを見てびっくりしました。
こんなご時世ですから、いつ心ない人が乱入するかもわからないのに・・

それよりもわずかの時間だったのでしょうが、暗くなりかけた部屋にひとりぼっちで置かれていた友人があわれに思えて、一緒に行った友といっそう涙してしまったことを思い出しました。

なお私事ですが、昨年より不治の病と闘っている身内の家族や認知症がひどくなってしまった母のために本土を行き来しています。
落ち着いた状況になったら、またぜひ皆さんとオフ会をしたいと切に願っています。
皆さんもそれぞれお忙しくて掲示板も寂しいようですが、こうしてたまにでも参加させて頂けるようにtibさんによろしくお願いいたします。

By 名無しさん : 2009年03月29日 23:09

名無しさん:
> tibさん、お久しぶりです。
えーと、どちら様でしょう?

> 母のために本土を行き来しています。
...ムーミンさんかな?

By tib : 2009年03月29日 23:52

恒例の月初めの収支報告が無かったので、管理人さんに何かあったのでは?とちょっと心配していたおきょめです。
久しぶりのtiblogを拝見してホッとしました。
内容があまりにも寂しくて、ちょっと背筋が凍りつく思いがしましたが・・・。
故人となられたその方も、最後に駆けつけてくれた送り人に手を合わせていらしたことでしょうね。

名無しのごんべいさんも、おそらくムーミンさんかと?
(まっちがいない!古っ!←の彼の君は今いずこ?)
大変な近況を推察いたします。

私のほうも、事情の変化に伴い掲示板から足が遠のいておりますが、
気がつけばもう6年にも垂んとしてるのですものね?
それぞれに遠のく事情ができても不思議じゃありません。
それでも、こうしてサイトを維持していてくださる管理人さんに感謝しております。
こちらでかかわりあった皆さんが、つつがなくお過ごしであろうことを願っています。


By okyome : 2009年03月30日 09:08

okyomeさん:
> 内容があまりにも寂しくて、ちょっと背筋が凍りつく思いがしましたが・・・。
んー、内容寂しいですか? この翌日の葬儀は、葬儀というよりも同窓会みたいな雰囲気で、「懐かしい顔に会えてウキウキしちゃった」とか、「いろんな話で盛り上がってる所に、tibが実は夜中に忍び込んでいたって聞いてみんなで爆笑したよ」とか、「あ〜、こんなに楽しいお葬式何年ぶりだろう〜♪」とか、いろいろメールやブログで教えてもらったくらいでして...。

By tib : 2009年03月30日 15:10

ごめんなさい〜名無しさんになってしまいました。(><;)

おきょめさん、お久しぶりです。
こうしてたまにでもお話できるのも、ほんと管理人さんに感謝ですよね。

いろいろあるけど、楽しい事を見つけてまた掲示板の方でもお話しましょうね〜

By ムーミン。 : 2009年03月31日 08:11

>んー、内容寂しいですか?

さびしいですうう〜(^^;)
通夜なのに、お線香も、ろうそくの火も絶やされ、故人の棺を見守っている人もいないなんて、事情もわからないものにしたら、この人はなぜこのような扱いを受けねばいけなかったのかしら?
と、ムーミンさんではないけど、やはり涙を誘います。

開いた顔のところの扉から、ひっそり故人のお顔を拝んで帰った?
ううう〜、背後に冷たい風を連想してしまいます。
管理人さんドラマチック過ぎますって。

でも後日談を聞けば故人様も救われた思いがします。
できれば そう遠い話では無い私も(^^;)同窓会のようなお葬式にふわふわと参加して、高みから笑っていられたらいいなと願っています。
功徳を施していないので無理かな?

By okyome : 2009年04月01日 07:17

ごぶさたしてます。
>んー、内容寂しいですか?
さびしいですうう〜(^^;)
確かにさびしいです。でもtibさんの気持ちは届いてることと思います。
主人は昨年の9月に職場の相方を亡くし、会社への対応に大わらわで故人の顔を拝むことができずにいました。次の日の早朝に葬議場に行けば故人の身内がいるから会えると思って行ったのですが、あまりにも早すぎたのか、ブザーを押しても誰も起きてこず、外で手を合わしたとのこと。次の日の葬儀の日になってやっと故人の顔を拝むことができたらしいです。
あれから半年以上経つけど、たまにふと隣にいるような気がするときがあると主人はいってます。

元旦の写真パソコンから送るのがうまくできませんでした。すみませんでした。


By エメロン : 2009年04月09日 16:19

宗派問わず、仏教上は通夜の晩はろうそくの火を絶やさず交代で番をするもの、身内の方もお疲れだったのでしょうか。
tibさん、ムーミンさん、また家の主人もですが、もしかしたら交代時間のほんの一瞬のすれ違いだったのでは・・・
はたまた、一人で行ったtibさんの行動があまりに静かで泥棒と勘違いされたか、または故人の霊とまちがわれた身内の方は寝たふりしてたかもしれませんよ(^^;)

By エメロン : 2009年04月10日 09:30

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