3月の29日、我が家の界隈は都心より2〜3度寒い。近くの多摩川の桜はまだまだ三部咲きでした。折角出たついでにと足をのばして、開花状況調査のドライブに・・・。大好きな、国立の桜通りはすでに八分咲きでした。メインストリートとはいえ車の往来が絶えなくて、なんともはや残念。
“花の命は短くて・・・”そんなフレーズに急かされて、一日おきのお花見通い。どうしても、覆い被さる様なアーチの真下でカメラを構えたくて、三日目は車の行き来も少ない早朝をめがけて出かけたのです。考えることは誰も同じ、6時半に到着したら、すでに、あちこちに立派なカメラを携えた人たちが、お気に入りのポジションでカシャッ、カシャッ！私も負けじと・・・。でもやはりケータイでは限界を感じます。ひろがり、奥行き、その場の空気まで持ち帰ることは無理でした。(^^;)許されるものなら、往来のど真ん中に横たわり空を仰いでいたい。伸びた枝に、たわわにつけたけた花びら達のささやきを聞いていたい。“ぷぷ〜っ”、あぁん、無情なクラクションめ！
ひとおおりのアングルを納めたところで、空腹感、長いアーチの一角に陣取っているレストランにはいる。オープンテラスも桜の真下、特等席です。この時期だけのオープンなのだろうか、有り難いことにモーニングセットを用意していました。600円ちょっとでこのボリューム、朝からちょっぴり贅沢な気分でした。
ゆっくり珈琲をすすり、レストランを出た頃はすっかりお日様も高くなり、日差しを受けた桜も色味を増したようです。
お花見にうつつを抜かしている間に、ほったらかされた我が家の花たちが「私たちも忘れないで」と叫んでいました。「ああ、もうダメだわ」とベランダの隅っこに追いやられると何故か命を吹き返すのです。ゴメンなさい、まだこんなに綺麗に咲けるのに。上手に咲かせられるように少しは勉強するからねと、罪滅ぼしの記念撮影。はい、チーズ！
君子蘭が満面の笑みで応えてくれました。なんとこの君子蘭、昨年8年ぶりに花をつけたのです。ああ、それなのに私は直射日光にあててしまって、緑の葉を台無しに。(--;)にもかかわらず、今年はもう一株の根元から、つぼみが顔をだそうとして居るではありませんか。お〜、よいこよいこ（＾＾）
